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3月22日選抜ベストゲーム 大会屈指の好カード 東邦×関東第一

2016.3.25
 第88回選抜高校野球大会も3日目を迎え、熱戦が繰り広げられている。続々と登場する今大会の注目選手。その中でも二刀流としてチームを引っ張る藤嶋健人(東邦)が、昨夏の甲子園ベスト4関東第一(東京)と対戦する。大会屈指の好カードとなった試合の結果はいかに。


◆注目の好カード

 プロ注目の二刀流、東邦(愛知)藤嶋健人が初戦を迎えた大会3日目。対戦する関東第一(東京)は昨夏の甲子園、オコエ瑠偉選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)の活躍などで、ベスト4に進出した強豪校だ。大会屈指の好カードとなった1回戦がついに始まった。


◆“二刀流”藤嶋が攻守に光る

 1回表から藤嶋の投球が冴えわたり、3つのアウト全て三振で奪う立ち上がりを見せる。その裏、東邦のトップバッター鈴木光稀が初球を捉えヒットで出塁し、1死3塁のチャンスを作る。ここで打席に入るのは四番藤嶋だ。関東第一の河合海斗が投じた真ん中のカーブをレフト前に弾き返し、1点を先制する。

 その後、要所を締める藤嶋のピッチングが冴え、得点を奪えずにいた関東第一。5回にチーム初安打を記録するも、後続が倒れ1点が遠い展開となった。すると、5回裏、6回裏と東邦はコンスタントに追加点を重ね、試合のペースを掴んでいったのだ。

 終盤の8回裏にも三番松山仁彦の2点タイムリーヒットでダメ押し点を奪い、試合は6対0で東邦が制した。


◆2回戦は地元・兵庫の明石商と対決

 東邦のエース藤嶋は8回2/3を投げ1安打11奪三振の素晴らしいピッチングを披露し、観客を沸かせた。打っても先制のタイムリーを放ち、まさに二刀流の活躍でチームを勝利に導いたのだ。

 2回戦の相手は地元・兵庫の明石商。1回戦の日南学園(宮崎)戦ではサヨナラスクイズで勝利し、勢いに乗っているチームだ。藤嶋率いる東邦か、地元の大声援を背に戦う明石商か、2回戦も注目である。


  


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