
やりたい仕事が明確なら、就職に有利な資格を取得できたり専門技術を学べたりする専門学校がおすすめ。でも専門学校ならではのサポートとはどんなものだろう!? ここではプロ野球選手のトレーナーを務める先輩に話を伺った。
「ありがとう」と言ってもらえるのがトレーナーの魅力
トレーナーになりたいと思ったのは高3の夏前。野球部のチームメイトが大会直前にケガをしてしまい、未然に防ぐことはできなかったのかと、つき詰めて考えたのが原点です。2007年、専門学校に入学して、はじめはプロ野球の球団トレーナーになるのが目標でした。しかし、正直に話すと、当時の僕は、授業の内容を頭に入れることで精いっぱい。周りに遅れをとりたくなくて、先生が勧めてくれた東京ヤクルトスワローズでの実習を頑なに断っていました。だけど2年になる前に実習へ。春季キャンプの1か月間、沖縄県で球団トレーナーさんの備品を揃えたり、ベッドメイキングを手伝ったりしました。1つでも多く吸収しようという姿勢で臨み、僕なりに頑張りました。すると、同球団の菊地大祐トレーナーに「分からないことがあれば神宮球場に来ればいいよ」と言ってもらえたんです。それから野球は他のスポーツと違い、鍼灸の需要が高いことも知り、専門学校を卒業後すぐに姉妹校に入学し、2012年に鍼灸師になるための国家資格も取りました。2度目の専門学校卒業後は、菊地さんの紹介もあり、横浜市内の鍼灸整骨院で7年勤務。横浜商科大の硬式野球部をサポートしていたので、2013年に阪神タイガースからドラフト1位指名された岩貞祐太投手と出会うきっかけになりました。
2017年に岩貞投手と専属契約を結び、その2年後には鍼灸院を開業。その後も菊地さんと交流を続け、菊地さんが他球団へ転職してからは、入団のお誘いをいただいたこともあります。専門学校の先生に背中を押され、結ばれた縁は、僕の財産です。
これは僕の持論ですが、トレーナーにゴッドハンドの一流はいません。症状と原因は人それぞれで、施術方法も異なり、まるでパズルのピースを合わせるように一人ひとりと向き合う必要があるからです。
トレーナーを目指しているなら、専門学校での縁を大切にしながら、たくさんの引き出しを持ち、その中からぴったりはまるパズルのピースをお客様に寄り添いながら探していく。そんな気持ちを持ってほしいです。阪神・岩貞選手の個人トレーナーとして自主トレ時期は練習にしばしば帯同する坂元さん。現場実習のある専門学校だったため、より実践的な学びを得ることができた。
【専門学校入学までの流れ】
<高校1年>↓
「海猿」ブーム、海上保安庁の潜水士に憧れる■高校1年
<高校2年>
↓
野球に一点集中。進路に関することはなにもしていなかった
<高校3年 春>
↓
苦楽を最も共にしたチームメイトの負傷。トレーナーに興味がわく
<高校3年 夏〜秋(部活引退)>
↓
トレーナーを志していることを知った姉から東京メディカル・スポーツ専門学校を勧められる
<高校3年 冬>
↓
学校から推薦され専門学校の面接試験を受ける
Profile
cause鍼灸治療院院長 坂元優太さん日体荏原高校→東京スポーツ・レクリエーション専門学校→東京メディカル・スポーツ専門学校1989年3月4日、茨城県生まれ。福島県いわき市で育ち、東京・日体大荏原高校に進学。専門学校卒業後は鍼灸整体院で修行後、2019年に横浜市内に「cause鍼灸治療院」を開業。













































