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プロ注目145キロ右腕「チーム一丸となってまずはベスト8」|齋藤拓未(郁文館)

2026.7.13

2024年1月に常総学院で6度の甲子園出場を誇る佐々木力監督が就任した郁文館。まだ東京でも上位進出を果たしてはいないが、そんなチームでプロのスカウトが注目している選手がいる。それがエースの齋藤拓未投手だ。昨年夏には145キロをマークして話題となった。オフには膝の手術を受けた影響で春は登板なしに終わったが、夏には完全復活に期待がかかっている。そんな齋藤選手に話を聞いた。


郁文館には自分の意識次第で成長できる環境がある

——野球を始めたきっかけを教えてください。

父が野球をやっていたので自然と野球をするようになりました。父は取手二の出身で佐々木監督の後輩になります。小学校1年生からチームに入りました。

——当時のポジションは?

最初はセカンドでしたが、4年生の時に4年生以下の大会でピッチャーをやって、5年生からはピッチャーです。

——中学時代は筑波ボーイズでプレーしていたとのことですが、どんな実績がありましたか?

自分たちの代で関東大会には出場しましたが、初戦敗退でそれが最高成績でした。2年生の時から投げさせてもらっていましたが、膝を怪我したこともあって関東大会では背番号10でした。

——郁文館に進学することになったきっかけは?

(木内幸男監督の名前を関した)『木内杯』という試合が常総学院のグラウンドであって、江戸崎ボーイズと試合をしたのですが、そこに大峰先生と佐々木監督が見に来ていたのがきっかけです。常総学院に行こうか迷ったのですが、佐々木監督が翌年から監督になることが決まっていて、父と佐々木監督の縁もあったので郁文館に決めました。正直、最初に学校の名前を聞いた時は知らなかったです。

——郁文館に入ってみての印象はどうでしたか?

大峰先生と佐々木監督の繋がりもあって、自分と同じ茨城から来ている選手がいたのはやりやすかったです。先輩も優しく接してくださって、楽しく野球ができました。

——去年の夏くらいから注目投手として名前を聞くようになりましたが、入部当時からスピードはどれくらい伸びましたか?

入学した時は130キロくらいでした。それが1年夏の大会前に138キロ出て、去年の夏には140キロを超えました。中学時代は土日だけの練習だったのが、高校では毎日練習があって、ランニング、体幹トレーニング、シャドーピッチングをしっかりやっていたら伸びていたという感じです。

——その後、去年の冬に膝を手術したと聞きましたが、膝は中学時代から悪かったんですか?

中学2年生の冬にベースランニングでスライディングした時に左膝の半月板が外れてしまいました。そんなに重い怪我ではなかったので、そのまま続けていたのですが、去年の秋くらいに違和感があって、病院で診てもらったら剥離しているということだったので、12月に手術をしました。春の大会は投げませんでしたが、もう練習試合では投げていて、不安もなくなったことで思い切って投げられています。

——自分の投球の長所を教えてください。

調子が良い時はストレートで押すピッチングができるところです。変化球はスライダーが一番自信があって、縦と横の変化を投げ分けています。ストレートで押しながら、スライダーでもかわすことができるのが長所だと思います。

——高校で成長した部分はどこだと思いますか?
 
練習環境や時間が限られている中で、みんなと同じ練習だけをしていてもだめだと思って取り組んできました。それが成長に繋がったと思います。あとは監督からも任せてもらえる部分も多かったのも、自分としてはやりやすかったです。

——郁文館に来て良かったと思うところを教えてください。

良い意味で上下関係がなく、入ってすぐに馴染めるチームというところです。あとは自分の意識次第で成長できる環境が揃っていると思います。

——最後に夏に向けての意気込みを教えてください。

これまでの学校の最高成績がベスト16なので、チーム一丸となってまずはベスト8という壁を乗り越えたいと思います。

(取材:西尾典文/写真:編集部)

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