カラダづくり

食事で夏バテを予防する

2016.7.25
  鰹には疲労回復効果の高いビタミンB1が多く含まれる。生姜とともにとるとさらにパワーアップ

 暑い時期はジッとしていても汗が出てくるほど体温が上がり、アスリートにとっては体調管理の難しい季節といえるのでしょう。特に疲労がたまりやすく、水分補給や冷たいものを大量にとりすぎると胃腸が冷えてしまい消化不良を起こし、結果として食欲がない、食欲不振におちいることにもつながります。暑さのためにコンディションを落としてしまうことを「夏バテ」と呼んでいますが、日々の食事内容を意識するだけで予防することが可能です。

 疲労回復のために欠かせない栄養素がビタミンB1とクエン酸です。ビタミンB1を多く含む食材として代表的なものが豚肉です。豚肉の生姜焼きは豚肉のビタミンB1に加えて食欲増進や胃腸を整える生姜が含まれますので、積極的にとりたい料理の一つです。また旬の魚、鰹にもビタミンB1が多く含まれますので鰹のたたきなどもオススメです。すりおろした生姜と一緒に食べるようにしたいですね。大豆製品にも多く含まれていますので、豆腐や納豆なども一緒にとるとよいでしょう。他にもビタミンB1を多く含む食材としてはウナギ、玄米、ゴマなどが上げられます。いつものご飯を少し玄米入りにしてみるとか、ご飯にゴマをかけて食べるといったちょっとした工夫で、より多くビタミンB1を摂取することが出来ます。

 クエン酸はいわゆる「酸っぱい成分」を含むものに多く含まれます。代表的なものに梅干しやレモン、お酢など。この時期は野菜などを酢漬けしたマリネなどを作っておくのも良いですね。夏野菜はビタミンやミネラル、水分などを多く含み、身体を中から冷やす効果も期待できます。トマトやキュウリなどはサッパリしているので食欲が落ちているときでも食べやすいと思います。

 あまり食欲がないと感じるときは香辛料を使って、食欲増進につなげましょう。生姜やわさび、胡椒の香辛料に加え、シソ、みょうが、ねぎなどの香味野菜は食欲を刺激します。カレー粉や唐辛子なども適度に使うとより食べやすくなるのではないでしょうか。ただし胃腸が弱っているときに刺激の強いものを食べすぎると逆に消化不良を起こしてしまいますので、食べる量は適量にしてバランスの良い食事を心がけましょう。