カラダづくり

食事で集中力を高めたい

2016.6.30
  噛み応えのあるものをしっかり噛むと集中力もアップ

 練習や試合などで「集中しよう!」と声をかけたり、集中力を高めたいと感じる選手は多いと思います。集中力とは「一つの事柄に注意を集中して物事に取り組む能力」と定義されていますが、注意を奪われる他のことを排除し、目の前のことに集中する能力を高めるためには、脳の状態をよいコンディションにしておく必要があります。食事の面で考えると脳に必要なエネルギー源をとること、脳への血流をアップし活性化させるような食品をとること、そして食事ではよく噛むことなどが挙げられます。

 脳のエネルギー源が不足しているといくら「集中しよう」といってもパフォーマンスは上がらないどころか、下がってしまいます。特に夕食後から睡眠中は食事とることがありませんので、朝起きたときはエネルギー源が不足した状態といえます。三食しっかりととることはアスリートの基本ですが、たとえば寝坊して朝食をとる時間がなかった…といって朝食を抜いてしまったりすると、次に食事をとるまでの時間帯はエネルギー源不足で活動しなければならなくなり、当然脳へのエネルギー源も供給されないため、午前中はボーッとした状態で過ごすことになってしまいます。集中力を高める、持続させるためにも朝食は必ずとるようにしましょう。

 脳への血流をアップさせるような食品としては青魚などに多く含まれる不飽和脂肪酸(オメガ3系の油)などが知られています。「青魚を食べると頭が良くなる」と言われているのは、こうしたオメガ3系の油が不足すると脳の活動が低下し、補給をすると回復するという働きによるものだと思われます。またオメガ3系の油には炎症を抑える作用なども知られており、日々身体を酷使するアスリートにとっては必須栄養素の一つといえるでしょう。(参考ページ:アスリートを助けるオメガ3の油

 またナッツ類にも同じくオメガ3系の油が含まれ、食べた直後からゆっくりと血糖値を上げるため空腹感を和らげることができます。このほかドライフルーツには脳のエネルギー源である糖質が含まれており、噛みごたえがあるため自然と噛む回数が増えます。よく噛んで食べることは脳への刺激とともに血流アップにもつながるため、集中力を高める効果が期待できます。現代人は昔の人に比べて噛む回数が減っているとも言われていますので、噛み応えのある食品をしっかりと噛むことも心がけるようにしたいですね。