カラダづくり

ゼロカロリーはゼロにあらず

2016.6.16
  カロリーが含まれていても、カロリーゼロの表示となることがある

 皆さんはペットボトル飲料を選ぶとき、どのような基準で選んでいますか。スポーツドリンクなどにも飲みやすさを考慮して糖質が含まれていますが、一日に何本も飲むようであれば糖分の取り過ぎが気になるところです。こうしたことから、最近では「カロリーゼロ」「ノンカロリー」と表示されている飲み物が増えてきました。余分なカロリーは体脂肪として蓄積されますので、特にウエイトオーバーが気になる選手はあえて「カロリーゼロ」「ノンカロリー」のものを選んでいるかもしれません。

 厚生労働省の基準によれば、「ゼロ表示=0」ではなく、微量に含まれている場合でも「ゼロ」表示が認められています。100gあたりのカロリーが5kcal以下の飲料では「カロリーゼロ」「ノンカロリー」「カロリーフリー」「無」といった表記を用いることが出来ます。また100gあたりのカロリーが20kcal以下の飲料では「低カロリー」「カロリーオフ」「ダイエット」「ライト」「控えめ」といった表記を用いることが出来ます。いずれにしろ、こういった商品で「カロリーゼロ」をうたっていたとしても、実際のところは少量とはいえカロリー摂取していることになります。

 カロリーを大幅にカットしたにも関わらず、飲み物が甘く感じられるのは人工甘味料によるものです。人工甘味料は砂糖に比べてコスト面で非常に安く製造することができ、最近では多くの商品に使われています。人工甘味料の身体への影響はまだまだよくわからないことが多いのですが、砂糖と同様に血糖値が上がることが知られており、長期間にわたる摂取によって生活習慣病へのリスクが高くなると指摘されています。また人工甘味料は砂糖に比べて甘みが強く、少量でも甘さを感じることが出来ます。甘みの強い人工甘味料を添加した飲み物を飲み続けると、甘さに対する味覚が鈍くなり、少量では物足りなさを感じたり、より甘さの強いものを求めるようになります。こうした傾向が続くとやはり糖尿病などへのリスクが高くなると考えられます。

「カロリーゼロ」は本当にゼロではなく、少量のカロリーを含むことや、人工甘味料の入った飲み物が身体に与える影響などを考慮すると、「カロリーゼロ」だからといって安易に飲み続けることは避け、栄養成分表示などを確認しながら選択するようにしましょう。