企画

アメリカの名門大学でレギュラーとして活躍! 秋利雄佑パイセンによる海外留学のススメ 前編

2016.6.4


アメリカンドリームという言葉を知っているかい?
いま君が夢か幻かのように思っていることを、
実現しているパイセン(=先輩の意味)が確かに存在するんだ!!
高校野球を終えた後、海の向こうで大きく大きく羽ばたいている
カッコイイパイセンの、輝かしき成功ストーリーをチェックだ!


今週の“パイセン” 秋利雄佑

現在は昨年のU18世界大会アメリカ代表コーチを務めたムーア監督率いるカリフォルニア州立大ノースリッジ校に所属。ムーア監督からのラブコールを受け、全額奨学金を受けている。2年連続で全試合スタメン、打線も上位(1~5番)で起用され、5月現在、打率.310と期待に応え、信頼を得ている。ムーア監督いわく、日本の強豪校の選手なら十分全額奨学金の可能性あるとのこと。

ビッグな夢を掴むために、海を渡ったパイセンがいる。秋利雄佑、内野手。今年で22歳になるパイセンだ! 高校時代に甲子園出場はなかったが、静岡の強豪・常葉菊川高でセカンドのレギュラーとして活躍。卒業後、一度は大学に進学したが、「もっと上のレベルで野球をやりたい」という思いが日に日に強くなり中退。他大学への編入などを検討する中、母親が見つけてくれたというアスリートブランド社の記事を見て、海外留学を決意した。

「もっと自分が成長できる場所でプレーしたいっていう思いが強くなっていったんです。親に頭を下げて、自分がやりたい道を進ませてもらいました」。
米大学野球部セレクションを受け、見事合格。海の向こうでの選手生活が始まった。
渡米直後は言葉の壁に苦しんだというが、野球を通じて覚えていった。高校時代にみっちり鍛えた守備でアピール。大学から挑戦したショートのポジションで、アメリカでもレギュラーの座を掴んだ。

「とにかく、アメリカの大学はすごい環境なんです。特に、トレーニング施設がすごくて、はじめはウエートをみっちりやらされました。めちゃくちゃ辛かったですけど、それを乗り越えたから今があると思います」。
アメリカ式のトレーニングでパワーアップ。もともとの武器である守備にも磨きをかけつつ、打撃では、1年目に2割台だった打率を、2年目に3割6分2厘にまで押し上げた。

ショートで軽快な守備を披露しながら打撃でも結果を残せば、周りがほっておくわけがない。秋利パイセンの活躍も、アメリカ大学球界で評価され、なんと、多くのメジャーリーガーを輩出している名門大学からオファーがあった。4年生となったいまも、そのチームでレギュラーとしてプレーしている。いまではなんと、堂々のメジャーリーグのドラフト候補だ。秋利パイセンが語る。

「アメリカでプレーするなんて想像もしていなかったけど、やれている自分がいますし、日本では絶対に経験できないことをたくさん経験させてもらっています。打撃、守備、またメンタルにしても、日々、学ぶことばかりです。変な話ですが、いま、すぐに野球をやめさせられたとしても、それすら乗り越えられるぐらいの辛いことを克服してきました。本当にきて良かったと思っています」。

さらに続けた。
「アメリカに実際に来てみると想像していたイメージとは全然違いました。多くの才能ある選手が、素晴らしい環境でトレーニングを積みつつも、すごく熾烈な競争をしている。『ああ、これを乗り越えたからメジャーで活躍できるんだな』と思います。もし、アメリカ大学野球に興味があるなら絶対に来たほうがいいです。ただ、甘くはありません。だけど、僕が求めていた環境はこっちにありました。いまはこっちで夢を掴みたい。日本人でもできるんだというのをみせたいと思ってやっています!」。

海の向こう、アメリカの地で、奮闘する秋利パイセン。普通とは違う道を歩みたいそこの君! パイセンと同じ道を選んでみないか!?


パイセンQ&A

Q 率直に、アメリカでの生活は楽しいですか?
A 最初は大変でしたが、楽しいですよ。いまはもう、帰りたくないですね(笑)。英語が話せるようになったのは一生の財産です。

Q アメリカの野球はどう違いますか?
A 全てにおいて違いますね。特にショックを受けたのが守備です。自分も自信がありましたが、また違ったスキルが必要でした。

Q 具体的にはどんなところですか?
A どんな環境、グラウンドでも、変わらないプレーができる守備の基礎というのが、違うなと感じました。僕もようやくつかめてきました。

Q ズバリ、いまのそっちでの目標は?
A はい。こっちでプロになることです! 後輩たちに良い道を作れるように、必死でプレーを続けてい きたいと思います。



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