カラダづくり

果物がもたらす副産物は多い?!疲労回復やパフォーマンスアップにはうってつけのビタミンCとは。

2016.4.4
  旬のフルーツをぜひ積極的にとってみましょう


不足しがちな果物摂取。摂取するとなぜいいの?!

 体づくりや技術向上に欠かせない食事の中で、日頃から果物をとる習慣はありますか?
バランスのよい食事を心がけるために野菜を意識している選手は少なくないと思いますが、果物となるとあまり気にしていないかもしれません。
果物には身体を動かすために必要なエネルギー源である糖質(=主に果糖)やビタミンC、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれており、上手に活用することで疲労回復やパフォーマンスアップにつながります。

 エネルギー源となる果糖は砂糖などとは消化吸収パターンが異なり、主に肝臓で代謝されるため、食事後に見られる血糖値の上昇がゆるやかであるといわれています。糖分をとりすぎて急激に血糖値があがり、その後血糖値を正常に戻すために起こる低血糖症状は起きにくいことが特徴としてあげられます。
もちろん摂りすぎると他の糖質同様、肥満の一因となることや、お腹がゆるくなりやすいといったことは覚えておきましょう。


知られざるビタミンCの重要な働き。カラダづくりに不可欠な栄養素

 野菜や果物に豊富に含まれるビタミンCは水に溶けやすく、熱を加えるとその成分が失われやすい性質があります。ビタミンCを効率よくとるためには食物を加熱せず、生で食べることがよいのですが、生野菜を食べようと思ってもかさばかり増えてしまい、なかなか必要量をとることができません。
一方、果物のよいところは生で食べられるものが多いため、ビタミンCの補給に適しているということ。ビタミンCは体づくりのためには不可欠であり、コラーゲンの生成や鉄分吸収の促進、抗酸化作用などさまざまな効果が期待できます。
発熱時には体内のビタミンCを大量に消費するため、体調が優れないときなどにも積極的にとるようにしたいものです。また果物に含まれるミネラルの一つであるカリウムは筋肉の動きをスムーズにし、筋けいれんの予防に関与することや、果物に含まれる食物繊維は腸内環境を改善し、便秘予防や免疫力の向上に影響を及ぼすといわれています。

 こうしたことから果物を特に一日のエネルギー源を確保したい朝食時にとる、もしくは長時間の練習に備えて間食、補食として取り入れるように習慣化すると、果物のもつパワーを日々のコンディショニングに活かせるのではないでしょうか。
「そういえばあまり果物を食べてないな」と思い当たる節のある選手は特に心がけてみてくださいね。




  


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