ギア

千葉ロッテ・鈴木大地選手が考える一流のプレーとギアの相関関係

2016.2.10
難しい打球処理をアシストしてくれる存在


毎日磨くと野球の神様が微笑む

 ロッテでキャプテンを務め、ショートの守備位置を不動のものにした鈴木大地内野手。使用するグラブは、キャンプ期間中にカタチや重さなどが少しずつ違ったものをいくつか試し、一番しっくりくるものを選んでいる。「僕たち内野手は、一塁に向かうランナーを確実にアウトにしなければならないので、グラブ選びにはかなりこだわっています。ポケットは広めで捕った後に素早い送球ができて、強い打球も確実に捕球できるグラブが理想的。しかも、試合中の打球は変化の仕方が毎回違うので、自分のベストポジションで処理しづらい。軽くて柔らかく操作性に優れ、素手に近い感覚でさばけるタイプを探し求め、今のカタチに行き着きました」。
 自らが選んだグラブで間違いないと感じたのは2015年のシーズン開幕だったソフトバンク戦だ。「ゲッツーを複数とることができたので、このグラブで1年やっていけるという確信が持てました」。
 プロは道具を選べる環境にあるが、高校時代はとにかく道具を大切に使うことを教わったと当時を振り返る。「内野手って練習中にグラブが真っ黒になるんですよ。だから磨くのがとにかく大変で、面倒だなぁと感じることもありました。でも、毎日磨いてると愛着が湧いてくるんですよね。そうやって道具を大事に使っていると、野球の神様が見てくれているはずだから明日もミスなくボールをさばける、大丈夫だって自信にもなるんです」。


鈴木大地 Daichi Suzuki
1989年8月18日生まれ、静岡県出身。175cm、79
kg、右投左打の内野手。11年ドラフト3位で千葉ロッテマリーンズに入団。背番号は7。13年には遊撃手部門でベストナインを受賞。14年には入団3年目ながらキャプテンに任命。15年は142 試合に出場し、打率.263。


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