トレーニング

【球速120キロから145キロへ】球速アップ講座 ~投球時の回転は玄関扉方式~

2015.8.31

皆さん、こんにちは。ココロとカラダのコンディショニングトレーナー相原雅也です。
今日は【球速をあげるための3つのポイント】の3つ目、「投球時の体の回転」についてお話します。

投げるときの回転は大きく2つあって、①背骨を中心にした回転、②着地足での回転、があります。わかりやすいイメージだと、①は東京ドームに入るときの回転扉、②は家の玄関扉みたいなイメージです。

東京ドームのように回転の支えとなる柱が扉の中心にあるものと、玄関扉のように扉の片方が回転の支えとなっている扉の違いです。投げる動作って足を上げて、投げたい方向に踏み出して、着地した時点で一回身体は止まりますよね。

相原さんの球速アップ講座「回転軸の作り方」*動画でさらに詳しく見る*

ピッチャーやっている選手なら一度は言われたことのあるフレーズ、
「もっと長くボールを持て!」
「球もちを良く!」
「球離れを遅くしろ!」

ピッチャーの選手にはよく話すことですが、18.44mというマウンドからホームベースまでの距離が5m手前くらいから投げることができたならば、あんまり打たれる気はしないよねって。結局これってどういうことかと言われれば、極力ピッチャーは打者の近くでボールを投げたいということなのです。だって、近くで投げられれば打たれないですよね?

そこで考えて欲しいのが、さっきの東京ドームの扉と家の玄関扉。
その場で回るなら、東京ドームの回転扉の方が早く回転しますよね。でも足を上げて、キャッチャー方向に踏み出して、加速が付いた身体を一旦止めて回転するには、玄関扉形式の方がキャッチャーとの距離が縮まりませんか。
ということは、横に動いていた身体をキャッチャー方向へ回転するためには、キャッチャーに近い方の足(右投手なら左足、左投手なら右足)で身体を回転することができれば、キャッチャーに近づけますよね!

右投手にせよ左投手にせよ、基本的な考え方は右足もしくは左足のどちらからで回転するという事なんです。身体の真ん中にある背骨で回るということは、東京ドームの回転扉状態になるので、身体が開き気味になり、体重が後ろに残り、移動がスムーズに出来ない場合が多いのです。

玄関扉方式での回転軸を作るためのエクササイズ動画をアップしますので、是非試してみて下さい。

みなさんの活躍を期待しています。


【体重移動】前面



【体重移動】側面



【回転運動】前面



【回転運動】側面


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