トレーニング

【球速120キロから145キロへ】球速アップ講座 ~腰の落とし方~

2015.8.18

皆さんこんにちは。暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?ココロとカラダのコンディショニングトレーナー相原です。
今日は【球速をあげるための3つのポイント】の2つ目「腰の落とし方」について解説いたします。

さて、皆さんは「その場で腰を落としてください」と言われてどんな動作を行いますか?
よく見る腰の落とし方として、下記3つはよく見かけます。

①低い位置まで腰を落とそうとして、骨盤を過度に前傾させて、お尻を後方に突き出すように腰を落とす。
②上半身は真っ直ぐ腰を落としているが、膝がつま先よりも前方方向に突き出されている。
③過度な骨盤後傾になり背中が丸まっている。

皆さんは①②③に当てはまっていませんか?
上記の3つは残念ながら「145キロ出す腰の落とし方」ではありません。

《145キロ出す腰の落とし方》

相原さんの球速アップ講座「腰の落とし方」
*動画でさらに詳しく解説しています!

ベルトのバックルが地面と平行(ベルトのラインが地面と平行)に前方方向を向いている状態で落とす。つまりは、仙骨が中立位で、股関節がニュートラルなポジションで屈曲できる状態です。このポジションで腰を落とすことができると、無理に腰を反らしたり背中めたりせず、無理無駄な力を入れずに腰を落とすことができます。

ピッチングの中で言うならば、ワインドアップから地面に着地したときにリラックスした状態で着地できるということです。

リラックスしていると何が良いのでしょうか?
次の動作に移りやすくなるので、並進運動から回転運動への切り替えがうまく行くということです。

投球動作をシンプルに考えるのであれば、並進運動で生んだ力を無駄なく、回転運動に変換させる事で、ボールに力が伝わるのです。よって「着地する腰の落とし方」が次の回転運動につなげるために非常に重要なんです。身体を回しやすくするにはどのように着地することが良いのかを考えて着地しなければ、いくら並進運動で生み出した力も回転運動に生かされないという結果となってしまいます。

これが、過去の自分も含めて、120キロしか球速のでない選手は、ほぼできていないのです。
私が日頃トレーニングを見ている選手でも、仙骨が中立位で股関節をニュートラルなポジションで屈曲することができない選手が非常に多く見受けられます。しかし、こういった選手ほど「腰を落とす」動作を練習するだけで、突然、ボールへの指の掛かりが増して、ボールのキレが良くなります。

どうしてもホームベースをボールが通過する手前で垂れてしまう(地面方向へ沈むこと)人は、下記動画の「腰を落とすエクササイズ」を行って、仙骨中立位、股関節ニュートラルポジションでの屈曲動作を獲得して欲しいと思います。



ぜひ、145キロ出して、速球で三振を取る、野球本来の楽しみを見出してください!



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