カラダづくり

間食の活用法

2015.8.17
 毎日三食きちんと食べていても、普段から運動しているアスリートとしては「ちょっとお腹が空いたな…」と思うことは少なくないでしょう。特に野球の練習を行う前や行った後、帰宅するまでの間に時間があるとついつい何か食べてしまいたくなるのでは。特に成長期の選手であれば、三食の栄養バランスやカロリーを計算してみても、おそらく三食ですべてを補うのはむずかしいかもしれません。「体を一回り大きくする」という意味でも三食の間に食べる食事=間食をうまく活用したいものです。

 練習前に間食をとる場合、これから活動するためのエネルギー源となるものをとることが望ましいでしょう。炭水化物を含む食べもの、おにぎりやパン、サンドイッチ、肉まんといった手軽に食べられるものを準備し、水分とともにとるようにします。バナナやみかんといった果物であれば消化に時間がかからないため、さらに食べやすいかもしれませんね。また一緒にとる水分はなるべくカフェインレスのもの(水や麦茶、ジュースなど)にします。コーヒー、紅茶、ウーロン茶などはカフェインを含んでおり、利尿作用(トイレが近くなる)があるためです。ジュースをとる場合、基本的には糖質(砂糖等)を含んでいるものが多いのですが、運動のためのエネルギー源として活用できるため、飲み過ぎに注意すれば問題ないでしょう。

 練習後、家に帰って夕食をとるまでの時間に何か食べたいという場合は、夕食に差し支えない程度の量をとることが大切です。お腹が空いているからと食欲にまかせてたくさん食べてしまうと夕食での食べる量が減ってしまい、全体的なカロリーダウンとなってしまうので注意が必要です。練習後も基本的にはエネルギー源を補うための炭水化物を含む食べものが望ましいのですが、体をつくるという点からはタンパク質を含む食べものも一緒にとっておきたいところです。コンビニなどで手軽に手に入れられるものとしてはチーズやヨーグルト、牛乳といった乳製品が食べやすくてオススメ。またグレープフルーツジュースなど酸っぱい成分であるクエン酸をとって疲労回復、食欲増進につなげたいところです。

 間食はあくまで食事と食事のつなぎ的役割ですので、食べすぎないことと、次の食事を考えたものを選んで食べるようにしましょう。

手軽にとれるおにぎりは間食にもってこい。梅味はクエン酸の効果もあわせて期待できる



  


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