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【取材こぼれ話】東浜巨「ずっと前から決めていた大学進学」

2017.8.1

高校、大学時代の話を聞かせててくれた東浜投手

2017年のシーズン後半戦の最初の試合に先発し、リーグトップタイの9勝を挙げ(※7/20現在)、自身の目標とする2ケタ勝利まであと1勝となった東浜巨投手。沖縄商学3年の春のセンバツではエースとして同校を優勝に導き、大学でも数々の記録を残した東浜投手に、学生時代の思い出や、これまで取り組んできたトレーニングについて聞いてみた。


やるかやらないかは自分次第

── 高校3年生の夏の思い出を教えてください。

東浜投手:僕らのときは春(※2008年センバツ)に優勝して、練習にさらに力を入れすぎてちょっとおかしくなってました(笑)。でも、どのチームも最後の夏にかけてきますし、それくらいやらないと勝てません。夏は何をやってもしんどいから、暑さをどうにかしようとするよりも、自分を追い込むくらい練習した方がいい。センバツでの優勝は僕の人生の分岐点。あの大会が終わって初めて、もしかしてプロになれるのかなって、少しずつ考えるようになりましたね。

── 個人的に、何か特別な練習やトレーニングをしていましたか?

東浜投手:うーん、特にないかなぁ。食事に関していえば、全然太らない体質で細かったので、ウェイトとかのトレーニングよりも食べる練習をやっていたっていう記憶はありますね。チームではメンテナンスも重視していて、試合前日は練習を早く切り上げて、特にレギュラーメンバーはしっかり休むように言われていました。

── 高校のときもプロのスカウトの方がいらしていたそうですが、そのときは大学進学を選びましたよね
東浜投手:そこはずっと前から決めていました。大学野球を経験してみたかったですし、プロの世界が一番とは思っていなくて。大学野球もすごいですし、社会人もいいし、今なら独立リーグもある。いろんな野球を経験してからプロ入りしても遅くはないかなって。もし大学進学を選んで、4年間で結果が残せなくてどの球団からも声が掛からなかったら、そこまでの選手だと思っていたんで。

── 進学した亜細亜大学では1年の春からレギュラー入りし、新人賞、最高殊勲選手2回、敢闘賞1回、ベストナイン投手部門4回と東都大学リーグを代表するエースとなり、ドラフトでも1位指名されました。

東浜投手:周りになんと言われようと、自分で選んだ道ですからね。もちろん、高卒でプロに入るのもアリですし、それを決めるのは自分。どの道に進もうと、ダメなやつはダメだし、やるかやらないかは自分次第だと思っています

── 大学ではどんなトレーニングをしたのでしょうか?

東浜投手:ランニングや自体重を使ったトレーニングが多かったですね。大学にはウェイトトレーニングのための立派な施設がちゃんとあったのですが、当時はそこに比重が置かれていなくて、僕たちが卒業したあとに積極的に行うようになったそうです。指導者が変わったこともありますが、大学野球でも新しいことをどんどん取り入れている。僕もプロに入ってウェイトの重要性を知って、1年間毎日プレーできる身体作りのためにもしっかりトレーニングをしていています

── ウェイトトレーニングによる体型の変化はありましたか?

東浜投手:着実に筋肉が増えています。体重は以前よりも減りました。これは、悪い減り方じゃなくて、以前はただ体重を増やそうとしていただけで実際に身になっていなかった。それをウェイトトレーニングで筋肉に変えていったら、結果として少し痩せたんだと思います。

── 大学では教員免許取得のために教職課程をとっていたとか。野球と授業の両立は大変でしたか?

東浜投手:必要な単位の数が多くて、授業の合間にしか練習できなかったから、それを踏まえた練習計画を立てていました。そこまで細かくなくてざっくりなんですけど、今はこういう時期だからこれをやっておこうと、きちんと考えて取り組んでいましたね。

── 大学進学を選んで正解でしたか?

東浜投手:はい、行って良かったです。勉強もできましたし、友達の幅も広がって、大学での4年間は無駄ではありませんでした。本当にいろんな経験をさせてもらいましたが、野球以外のことも大きかったかな。僕の中で大学での経験はすごく重要な位置を占めています。

── 毎日暑い日が続きますが、これを食べると元気になれるっていう好物はありますか?

東浜投手:焼肉、カレー、それから沖縄そば。焼肉だったら、野菜も焼いたりサラダもつけてますし、バランス良く食べられるんです。それ以外は栄養うんぬんではなく、単に味が好きですね(笑)。


▼プロフィール
東浜巨選手[福岡ソフトバンクホークス/投手]
1990年6月20日生まれ。沖縄県出身。沖縄尚学高校3年の2008年のセンバツでは決勝戦を完封して優勝。亜細亜大学を経て、2012年ドラフト1位でソフトバンクホークスに入団。4年目の昨シーズン序盤で1軍に昇格した後は先発ローテーションに加わり、今季は開幕からローテーションの一角を担い、自身初の2ケタ勝利を狙う。

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