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【創志学園】伝統のルーティン「ベストな状態へ導くボール回し」

2017.6.9

選手個人ではなく、チームとしてルーティンを行っているケースも多い。
そこで、甲子園出場経験のある名門野球部に伝統として受け継がれる独自のルーティンを調べてみた。今回はその第二弾!創志学園篇。

創志学園の「伝統のルーティン」

創志学園はメンタルトレーナーの指導の下、ルーティンの大切さについて日々学んでいる。その中で選手の潜在能力を高め、ベストパフォーマンスが発揮できる状態に導くのがチームワークアップボール回しだ。選手が輪になり、一人一つのボールを持つ。そして右回り5回→左回り5回→右回り4回とボールを隣の選手に回し、回す回数を徐々に減らしていき、ゼロになるまで行う。これが想像以上に難しく、チームのリズムとタイミングを合わせなければ成功することはできない。

「5回からゼロまで一発で完成すると達成感が生まれ、自信にもつながります。チームワークを高めることに加え、気持ちの切り替えにも有効的な練習です。またホルモンバランスを整え、メンタルが良い状態で試合に臨めるようになります。他県の強豪校も取り入れているルーティンなので、オススメですよ」とメンタルトレーナー川谷潤太さんは語る。

チームワークに加え、個人の集中力を高めるルーティンを試合前に行うことで、創志学園は甲子園常連校への地位を固めている。

創志学園

●監督/長沢宏行
●部長/中川隆太
●部員数/3年生25人、2年生35人、1年生37人

2011年・春に創部2年目にして甲子園初出場。16年は現在読売ジャイアンツの高田萌生選手を擁し、春・夏甲子園出場。17年・春も出場しており、現在3期連続で甲子園の舞台に立っている。

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