カラダづくり

【最先端のカラダケア】アスリートに必要な口内ケアってなんだ!?

2017.4.11

最先端のカラダケア「口」篇

知らずのうちに菌が増殖球児の口内は劣悪環境!?

高校球児は身体づくりの一環として、休み時間や練習後に補食をする。だが食べた後、口の中のことを意識している人は何人いるだろうか?
口の中に食べ物の残りカスがあると、虫歯や歯周病の原因となってしまう。丈夫な歯は身体のパワーを発揮するのに必要不可欠。口の構造を知り、アスリートに必要な正しい口内ケアを学ぼう!


唾液の量を増やすことが肝心

食事の回数が多い球児は虫歯に要注意

アスリートが持っている力を発揮しようと踏ん張るとき、自然と奥歯を噛みしめている。歯が丈夫でないと力を込めることはできず、パフォーマンスが低下する。だから、アスリートは歯を大切にしなければならない。

ところが、球児の口内環境は劣悪な場合が多い。何しろ球児は身体を大きくするためにたくさん食べる。口のなかに食べ物のカスが残ったままになると、虫歯の原因になる細菌に変わり、繁殖してしまう。食事の回数が多いということは、その分こまめにケアする必要があるのだ。

細菌を駆除するために唾液の量を増やそう

虫歯の原因となる細菌を除去するのに「唾液」はとても有効だ。成人であれば、1日に約1.5リットルもの唾液が分泌され、口の中を潤して、菌の繁殖を防いでいる。しかしながら、激しい運動をすると唾液が出にくくなる。そして、口内が乾燥すると細菌はどんどん増殖。口内環境を悪化させてしまう。のどをカラカラにして厳しい練習をこなす球児たちの口内。置かれた状況はかなり厳しい。

だが、安心してほしい。あまり知られてないが、実は唾液の量は意識して増やすことができる。その方法は食べ物をよく噛み、頻繁にうがいをすること。そして声を出すことも有効だ。仲間との会話を多くしたり、練習中にしっかり声を出したりすれば、口の中が潤ってくるだろう。また、毎日正しい歯磨きをして、口の中にこびりついた食べ物の残りカスを取り除くことも忘れずに。練習や勉強で忙しく、疎かにしてしまいがちだが、常に清潔な口を保つためには、毎日のちょっとしたケアを続けることが最も大切なのだ。

正しい歯磨きをしよう!

正しい歯磨きの仕方

歯磨き方法

(1)鏡を見る
鏡の前に立ち、フォームをチェック。
(2)わきを締める
わきを開けてしまうと無駄な力が入り、磨きにムラが出てしまうのでバッティングと同様にわきを閉める。
(3)ストロークを短く
優しくソフトにブラシ部分を歯に当て、ストロークを短く擦る。

歯はみんなが想像している以上に脆いもの。毎日力を入れて磨いていると、知らぬうちに歯を削ってしまう。歯を削ってしまうと歯茎が傷つき、冷たい物を食べたときにしみる知覚過敏になったりする。

正しい歯磨きは軽い力で、小刻みに磨くことが大切。このときわきを開けずに閉めることで自然と無駄な力が入らず、優しく歯を磨ける。まずは、鏡の前でフォームを確認することから始めよう。


[取材協力]森歯科医院院長・森文彦さん
開業医では数少ないスポーツ歯科専門の体制をつくり、スポーツ歯科認定医としてアスリートの歯を日々サポートしている。http://zahnpraxis-mori.com/