カラダづくり

【最先端のカラダケア:足】の歪みがプレーに悪影響を与える

2017.4.4

「カラダケア」の第二弾は昨日に続いて「足」。全身の骨の数の4分の1が集中している「足」のことについて、もっと詳しく学びましょう!

野球はスクワット姿勢が肝心

スクワット運動のときに、指導者から「つま先とひざの向きを合わせなさい」そう教えられたことはないだろうか? スクワットのとき、つま先とひざの向きが合っていないと、足や関節を痛める原因になってしまう。しかし、身体の歪みから自然とひざが内側に入ってしまう人が多くみうけられる。

特に、野球はスクワットの体勢をとる時間が非常に長いスポーツである。それは現役球児のみんなであれば知っての通りだろう。守備では常にひざを曲げて構えている。このときひざが内側に入り過ぎてしまうとケガの原因になるうえ、体重がしっかりと足に乗らず、身体のバランスが崩れがちになる。その結果、プレーの安定感を欠いてしまい、ミスをする確率が高くなってしまう。

軸足のひざが開かないよう注意する

バッティングやピッチングにおいても足の歪みはマイナスな作用を与える。バッターもピッチャーもフォームにおいてひざを開かないように注意する人も多いだろう。

しかし、足が歪んでいると下の写真のように、動作中に軸足のひざがブレて開くことがある。こうなると体重移動がスムーズにできない。また足元に安定感がなく、ぐらついてしまうと、パフォーマンスを100%発揮することは難しい。しかもバッターボックス内は何人ものバッターがスパイクで穴を掘っているため、平らではない。ピッチャーが立つマウンドにはプレートもあれば、傾斜もある。悪環境のなかでも普段と同じプレーをするためには、歪みのない足でしっかりと地面をとらえて立つことが大切だ。

足の歪みをしっかりと補正し、正しいフォームを習得しよう。それがキミをワンランク上のプレーヤーに導いてくれる。

【A】下半身の力をロスなく使える

ひざが開かずしっかりと軸足に体重を乗せていると、下半身に粘りが生まれる。タイミングを外されても対応することが可能。

【B】変化球への対応が困難になる

軸足に体重を乗せたときにひざが開いてしまっている状態。この状態で打ちにいくと変化球などでタイミングを外されたときに対応しづらくなってしまう。

【C】安定した投球は下半身が大切

足元がしっかりしているとつま先とひざの向きが合い、軸足に体重をうまく乗せることができる。安定した投球が可能となる。

【D】コントロールの乱れに繋がる

軸足のひざが開いてしまうとスムーズに体重移動を行えない。リリースポイントが安定せずコントロールが乱れる傾向がある。

ケガの予防になる!今すぐできる「足」簡単ケア

足のケアは、足を本来あるべき適切な位置(ニュートラルポジション)に補正することである。キーとなる箇所をストレッチしたり、インソールを普段から使ったりすると、足の歪みを抑えられる。ぜひ覚えておこう!

簡単ケア1

アキレス腱のストレッチ

アキレス腱が硬いとかかとの骨が外側に引っ張られてしまう。これが足の歪みに繋がるので、アキレス腱は常に柔らかくしておこう。基本的なストレッチとしては壁に両手をつき、アキレス腱を伸ばす。ポイントは「ひざを曲げない・かかとをつける・つま先を真っすぐにする」。反動をつけることなく、ゆっくりと壁を押し込む動作を30秒間行う。起床時やアップダウン時に伸ばそう。

簡単ケア2

インソールを履こう

歪みを手軽に補正するのが「インソール」だ。インソールは現在プロ野球選手など多くのアスリートが着用し、競技力アップに役立てている。歪みを補正すると身体のバランス力が向上し、安定した力を発揮することができる。また、本来の骨格に戻すことで疲労も軽減する。トップアスリートはオーダーメイドで自分だけのインソールを作っている。さらに上を目指すなら、ぜひ試してみよう。


[取材協力]ブリオン株式会社 代表取締役・露木文吾さん
プロ野球選手や、プロゴルファーのオーダーメイドインソールを担当する足のスペシャリスト。自身も神奈川のクラブチームでプレーする野球人の一面を持つ。
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