カラダづくり

【最先端のカラダケア:足】足を見つめ直すことがカラダケアへの第一歩

2017.4.3

最先端のカラダケア:足

目からもっとも遠い身体の箇所は「足」。自分の足を毎日しげしげと見つめる人は少ないだろう。だが、足には全身の骨の数の4分の1が集中している。非常に複雑で人体にとって大事な箇所なのだ。足の大切さをこの機会にぜひ理解しよう。


◆目 次◆

足の歪みがさまざまな障害・症状を生む

正しい関節ポジションにすることがベスト

足のケアはこまめにやる

足の形は十人十色

足に問題を抱えている多くの現代人

足の歪みがさまざまな障害・症状を生む

現代人の多くが足に「歪み」がある状態で生活している。足の歪みはタコ・魚の目・巻き爪・外反母趾・扁平足・足裏痛・かかと痛などの原因の一つにもなり、連動して身体全体の歪みを引き起こす要因となってしまう。その結果として、ひざ痛・腰痛・ねこ背・首肩痛を引き起こす場合があるのだ。これらはスポーツをするときだけではなく、日常の生活に支障をきたしてしまう恐れがあるので注意が必要だ。

かかとから見た足の骨の説明
後方からかかとを見た場合に内くるぶしが内側に倒れてしまっている状態。歪みを抱ええたままでは、姿勢も崩れ、気づかぬうちに大きな負担が身体のさまざまな関節にかかる可能性がある。

真横から見た足の骨の説明

正しい関節ポジションにすることがベスト

舟状骨とは足の内側にある骨で、足の縦アーチの一部を構成し、アーチのほぼ頂点に位置する。実際に指で触ってもいまいちわからないだろう。この骨が下がっている人が多く、加重時にこの骨が1cm以上下がっている状態を扁平と呼ぶ。

扁平は身体のバランスを崩しやすく、疲れの原因にもなり負担が大きい。足は横倒れしやすく、特に内側に倒れてしまうケースがほとんどだ。

そして舟状骨の後方にあるのが距骨という骨で、その骨を支えているのが載距突起という部位だ。この部位が安定すると足の関節ポジションが整いやすく、本来の足の機能を維持しやすくなる。

足裏に起こる主な症状
”スパイクのベロでわかる足診断”

スパイク○×診断

【スパイク左】真っすぐ履けていればOK
スパイクのベロ部分がまっすぐに向いている球児は足が歪んでいない。ただ、写真のように履けている人はごくわずか。ほとんどの場合、なんらかの歪みがある。

【スパイク右】ベロが外側を向いたら要注意
ベロ部分が外側を向いてしまっているのは足が歪んでいる証拠。歪んでいるとプレーに悪影響を与えてしまうので今すぐ足元を見直そう。

足のケアはこまめにやる

足首の後ろ側(かかとの上)にあるアキレス腱も重要な箇所だ。アキレス腱は身体の中でもっとも太く強い腱であるが、走る、跳ぶ、回転するなど、あらゆる動きで必要となる。もちろん野球でも、地面を強く踏み込んだり、大きく蹴り出す動きというのは打つ、投げる、走るといった全てのプレーに必要となる。アキレス腱が硬いと、かかとの骨が外側に引っ張られやすくなり、足の歪みを助長する恐れがある。またアキレス腱と足裏の足底筋膜はお互いに影響しあっているのでアキレス腱を柔軟にしておくと足裏のトラブルを減らすことにもつながるため、こまめにストレッチをしよう。

足の形は十人十色

サーモグラフで見る足の形
足の形や歩いたときに足のどの部分に体重が乗っているのかがわかる精密機械。重心移動の軌跡と足圧がどこにかかっているかがわかる。赤くなっている部分は強い加重がかかっていることを示している。


[取材協力]ブリオン株式会社 代表取締役・露木文吾さん
プロ野球選手や、プロゴルファーのオーダーメイドインソールを担当する足のスペシャリスト。自身も神奈川のクラブチームでプレーする野球人の一面を持つ。
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