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【菊池涼介選手のパフォーマンス術】球界を代表する二塁手が将来を見据えて取り組み始めたこととは!?

2017.2.16

球界を代表する二塁手の菊池涼介選手

広いという言葉だけでは言い表せない、抜群の守備範囲を持つ菊池選手。
昨年は打撃面でも絶好調で、シーズン181安打を放ち、最多安打のタイトルも獲得しました。攻守において大活躍の菊池選手に、高いパフォーマンスを発揮する術を聞いてきました。


◆目 次◆

将来を見据えて取り組みを変え始めた
パフォーマンス向上のためにサプリメントを活用
トレーニングは体幹中心一球一球を大切に
休みの日は完全にオフ自分にしかできないものを

将来を見据えて取り組みを変え始めた

2016年シーズンは優勝することができ、いいシーズンになりました。ただ、手応えがあったかと言われるとそうではないですね。むしろ、いつもより、しんどいシーズンだったなと思います。大変な一年でしたが、個人的にも成績が残せたのでよかったです。

ちょうど一昨年から、食事だったり、サプリメントだったりと、自分の身体のケアの方法を変えたんです。食事に関していうと、もともと僕は好き嫌いが激しいタイプで…。プロに入ってからもなかなか変えられず、好きなものばかりを食べがちだったのですが、昨年は意識して野菜をとるようになりました。劇的になにかが変わったかと言われたら、ハッキリこれと言えるものはないですけど、長くやっていく中で効果が出てくることだと思うので、続けていきたいです。

パフォーマンス向上のためにサプリメントを活用

バランスのよい食事をとるのが苦手だったので、サプリメントの存在は僕にとって大事でした。不足しがちな栄養素を補うこともできますし、単純に、疲労回復を促す効果を含むものもありますから、野球選手として、いいパフォーマンスをするためにはとても大事だなと個人的には思っています。もちろん、それぞれに自分の身体に合う、合わないなどがあると思うので、まずは試してみればいいと思います。

表現が難しいのですが、僕は、ケガをしたときとか、身体の調子が悪いなと思うとき、わりと自分でよく“感じる”タイプ。冷たい水とかを一気に飲むと、すぐお腹がゆるくなったりするので、反応がいいんでしょうね(笑)。サプリメントもそうで、僕が試したものは摂ってすぐ、身体が動きやすく感じたので、使うようにしています。具体的にいうと、疲労回復などに効果があるという、アミノ酸の含まれたものを使っています。

トレーニングは体幹中心一球一球を大切に

いまはオフシーズンなので、トレーニングについて気になる選手も多いと思います。よく、学生時代にどんなトレーニングをしていたかと聞かれますが、僕の場合はとにかく体幹ですね。僕はパワーヒッターではないので、よりよく動けるようになるために、瞬発系のトレーニングを中心にやっていました。

なにか重いものを持ってトレーニングしたりというのはあまりしません。するとしても、自分の体重をかけるようなものだけですね。それよりも、例えばノックを受けるとき、どうやったら効率良く動けるかとか、どうやったらもっと早くできるかなどを考えながら練習に取り組んでいます。

いまはトレーニングの方法がすごく発達していますし、いいトレーニングが多いと思います。僕が学生のときはそうじゃなかったので羨ましいです。当時はいわゆる、“やらされるトレーニング”が多かったですから(笑)。でも、その分、メンタルは鍛えられたと思っているので無駄ではなかったですよ。

休みの日は完全にオフ自分にしかできないものを

あとは、休み方も大事だと思います。僕は昔から、休みの日は一切ボールを握らないし、バットも振りません。休みの日は完全に休養に当てていました。プロに入って1年目、2年目のころはやらなくちゃと思ってやっていたときもありましたけど、長くやるためには休みも大事だなと思って、いまは昔のように完全に休むようにしていますね。学生の間はいくらやってもプレーできちゃうかもしれないけど、メリハリも大事です。

僕は身長も大きくないですし、体重も軽いです。普通にやってもかなわないので、他の選手にないものを身につけようとやってきました。その結果がいまにつながっていると思います。これから先、どれくらいプレーできるかはわかりませんが、いろいろな先輩に聞きながら、長くプレーできるように過ごしています。目標は、死ぬまで動ける身体です。身体が動く限り、選手としてやっていきたいと思います。今シーズンも頑張ります!

菊池涼介'sコンディショニングMEMO

・サプリメントを活用し、身体のケアに気を配る
・トレーニングは体幹中心で、動ける身体をキープ
・休みの日は完全にオフにして、休養につとめる


広島東洋カープの菊池涼介選手

菊池涼介選手[広島東洋カープ/内野手]

1990年3月30日生まれ。東京都出身。グラウンドを縦横無尽に駆け回る抜群の守備力が武器の内野手。レギュラーに定着した2013年から、4年連続でゴールデングラブのタイトルを獲得している。2016年シーズンはリーグ優勝を果たした広島で二番セカンドとして大活躍。日本代表にも名を連ねる、球界を代表するセカンドである。