ギア

【本当に使える道具選び:グッズ編】小物でライバルに差をつけろ!

2017.2.6

野球人の聖地と呼ばれる野球洋品店「ベースマン」で勤続35年の大ベテラン池北晃明氏。通称「ぺー師匠」が今回の企画の監修者。自身も鳴門高校から青山学院大学と強豪野球部を渡り歩いた、生粋の野球人。今日はグッズについて語っていただく!

グッズについて語るベースマンのペー師匠

主要なギア以外にも、役立つアイテムがたくさんあるのが野球の特徴だ。どれも一緒でわからない、そう諦めてしまうのはもったいない。トレーニングに必要不可欠な選りすぐりの最新アイテムを揃え、ワンランク上のプレーヤーを目指そう!


野球上手は、着こなし上手という真実

「身だしなみに気をつけなさい」。先生や、両親に口酸っぱく言われている人も多いだろう。しかし、野球部員にとって“正装”であるユニフォームの着こなしは、意外と他人に相談しづらく悩んでしまうこともある。自分だけのこだわりやチーム内の決めごともあるだろう。甲子園で活躍する同世代スターの着こなしをチェックする球児も多いはずだ。

ユニフォーム選びでまず気をつけて欲しいのがちょっとした見栄でワンサイズ大きいサイズを選んでしまうことだ。その気持ちは分からないでもないが、そういった小さな虚栄心は結局キミのためにはならないとここで断言しておこう。自分の身体にぴったりと合ったジャストサイズを着なければ、どこかに引っかかるなど野球の動作に影響を及ぼす恐れがある。さらにダサい。甲子園に出る強豪校でブカブカのユニフォームを着ている選手はいるだろうか?むしろ、ぴったりとしたサイズを着て、鍛えた筋肉をアピールするのが流行だ。ユニフォームの着こなしで野球が上手いのか、下手なのかと判断されることだってあるのだ。

「ユニフォームを着た時点で勝負は始まっている」。そう語るペー師匠が、万を持してオススメするのが、ローリングスのユニフォーム。値段は多少張るが、一度履いたら病みつきになる着心地。そのポイントは「超伸」と名付けられるほどの、伸縮性。驚きの動きやすさで、他ならぬペー師匠自身が、草野球のときは必ずと言っていいほど愛用しているらしい。

さらに嬉しいことに、汚れがつきにくく、落ちやすいという特徴がある。よく考えて欲しい。毎日泥だらけのユニフォームを洗濯する親御さんや寮母さんのことを。落ちにくい泥汚れ。洗うのもひと苦労である。それなら、着る方も洗う方も一挙両得なこのユニフォームを手に入れるべきではないのか。

タイプとしては、レギュラーが普通の丈で、ショートフィットはいま流行りのオールドスタイル。ちなみに、トレンドは、足の形をくっきり出すこと。今年から立体3D形状に進化し、さらに足の形がきれいに出る。ユニフォームが映えるような肉体を、毎日の厳しい練習で作り上げ、着こなし上手の球児になろう。

ぴたぴたアンダーシャツ

■アンダーシャツには品質を求めたい
アンダーシャツなんてどれも同じと考えるのは安直。一年中着るアンダーシャツだからこそ、こだわって選んだ方がいいに決まっている。昨年のプロ野球を席巻した二刀流大谷翔平選手(日本ハム)が着用して話題となったデサントのアンダーシャツは、ベースマン飯田橋店でいま売れに売れている。着心地が柔らかい裏起毛素材は、暖かく、なおかつ汗の吸収性に優れている。さらに、脇部分に迷彩柄が施されており、おしゃれだと気に入って買う球児も少なくない。

そして大谷選手と日本シリーズに対戦した、黒田博樹選手(広島)が着用していることで有名なオンヨネは高品質な作りで評価が高い。もともと、山用の製品を作っていることもあり、素材自体が高機能。熱を自動でコントロールする『Hyglater』は一度着たら病みつきになる。夏は涼しく、冬は暖かくなるので、通年で使える万能品だ。

トレーニングバット

■竹バットで芯打ちを習得
試合では芯の幅が広い金属バットを使う高校野球だが、意識の高い野球部では、普段のトレーニングには竹バットを使う。竹バットは芯に当たらないと手がしびれるため、嫌でも芯打ちを覚えられるのだ。また、芯打ちに加え、身体全体を使ったスイングを目指す球児はザナックスのトレーニングバットにトライしてみよう。 重さ1,000gを超えるバットは、今までにない超極太グリップが特徴的。芯打ちに加え、しっかりとした握りと身体全体を使ったスイングが覚えられる。

そして、竹バットで本気で芯打ちに取り組みたい球児は、思い切ってアイエージャパンのトレーニングバットを振ってみよう。芯が通常の竹バットより、かなり狭く作られているのでより高度な芯打ちが習得可能。「高いステージ(大学・社会人)でプレーしたい球児は、早い段階から芯打ちを身につけて損はない」とペー師匠のお墨付きだ。

トレーニングアイテム

■練習のクオリティが格段にアップ!
老舗ブランドだけではなく、新鋭ブランドにも注目が集まる野球用具業界。各社個性溢れるトレーニングアイテムがシーズン毎に登場する。

その中でも、甲子園常連校が練習で使用していることで話題となったのがAZASのサプルバットだ。素材は手にぬくもりが残る竹で作られており、全長はなんと130cm。左右がバットのグリップの形状になっており、振るだけで肩甲骨から股関節・腰背部と全身くまなくストレッチが可能。また、腰痛予防にも一役買ってくれる。

機敏性やスピードUPを求める球児にはSKLZのエレベーションラダーもおすすめだ。6本1セットのバーは、フラットな状態から高さ10cmのハードルへ瞬時に切り替えができる。瞬発力を鍛えたい球児にはもってこいのアイテムだ。また、ボールを使うことができない冬季の練習では特に重宝されるだろう。

バッティンググローブ

■基本は乾燥。洗濯しすぎないように
バットと一緒に揃える必要があるバッティンググローブ。大きく分けて、丈夫な合成皮革で作られているのと、しなやかさがウリの天然皮の2つのタイプがある。人工の革で作られているタイプならウイルソンが一押し。構造的に滑りにくくなっているので、グリップ力が優れている。天然の革なら、羊革(シープ)が使われているミズノがベスト。革にこだわりを持つメーカーだけあって、ペー師匠も「しなやかさが他のとは全然違う」と絶賛。

バッティンググローブは買った後にも注意が必要だ。お気に入りだからと毎日洗ってしまってはすぐダメにしてしまう。洗えると表記されていても、あくまでそれは“洗うことが可能”と認識しておこう。毎日洗っていては縮んでしまうし、耐久性がなくなってしまう。使ったら風通しの日陰で乾かすことが大切。代えのグローブを常備することも推奨する。