トレーニング

【名パフォーマンスコーチ阿部勝彦のトレーニング法】(第4回)「ヒップヒンジの習得」

2017.1.13

高校球児にはなかなか聞きなれない「ヒップヒンジ」であるが、簡潔に言えば腰を後ろに引く動きである。ヒップヒンジは立位のトレーニングでは、前回紹介したスクワットとともに抑えておきたい基本姿勢だ。この動作を習得できれば、野球において必ずやパフォーマンス向上に繋がる。さらに、腰痛予防にもなるトレーニングなので、多くの球児に学んでいただきたい。


まずはスタンスを知ろう

スクワットと違い、足の幅は肩幅と同じにしましょう。さらに、膝を軽く曲げた状態にします。そして股関節を後方に壁があるようなイメージで、押し付けるように平行移動させましょう。

棒を使って、正しい姿勢を身につけよう

頭が前のめりになったり、腰を丸めてしまうのはNGです。間違った姿勢で行わないよう、棒を使い頭・背中・腰の三点を平行に押さえ、身体を前に倒していきましょう。

ケトルベルを使用し、維持した状態をマスターしよう

スクワットと同様にヒップヒンジも状態を維持してみましょう。ケトルベルを股関節の真下でホールドし、お尻を後方に突き出し、20〜30秒の間キープしましょう。

▼ヒップヒンジ ケトルベル
 
▼ヒップヒンジ ステップ

■阿部勝彦

元EXOSパフォーマンストレーナー。2005年シアトルマリナーズ(マイナー)のストレングス&コンディショニングコーチを担当。08年〜09年東京ヤクルトスワローズ一軍コンディショニングコーチ担当。現在はアメリカを中心に数多くのトップアスリートや野球選手を担当する世界的トレーナー

取材協力:FLUX CONDITIONINGS
監修:阿部勝彦、Perform Better Japan(https://www.performbetter.jp



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